2019年2月16日土曜日

ミロス島友好使節団、小豆島訪問最終日

香川県の小豆島と姉妹島のギリシャ・ミロス島からの訪問団「二十四の瞳友好使節団」の小豆島滞在は、2月9日が、いよいよ最終日となりました。
この日は、小豆島の東部を中心に島内観光をしました。小豆島には江戸期より続く醤油醸造がこの島の経済を支えてきたので、その歴史の長さだけでなく幅、奥行きと、重厚さを感じさせるのです。とは言え、和食文化の基礎である醤油がどれほどミロスの人たちに知られているかわからないので、もろみ蔵の立ち並ぶ光景や蔵の内部が見学できる、苗羽地区にある丸金醤油を中心に「ひしおの郷」をガイドとともに散策しました。国内に2000個、このうち約1000個が小豆島にあるという醸造用の杉木桶、こがとも呼ばれる江戸期よりの醸造容器。ミロスの人たちは、1つの蔵に150を超える木桶がならぶ圧巻の内部を興味深く見入っていました。
もろみ木桶がずらり、圧巻の蔵内部
もろみ蔵がならぶ「ひしおの郷」を散策


小豆島は今年、オリーブが農産物としての栽培に成功して以来110年を迎えます。明治時代、日露戦争に勝利して得た北方海域で獲れる魚を、ヨーロッパのようにオリーブオイルを利用して保存食に加工することを目的に、国内でオリーブを栽培しようと試みたのが始まりで、1908年に鹿児島と三重の三県で実施されましたが、ここ小豆島だけが成功したのです。小豆島町にある道の駅「小豆島オリーブ公園」はこうしたオリーブの持つ背景と友好姉妹島ミロスのあるギリシャをイメージに整備された公園です。一行は、ここで来訪を記念してオリーブの苗木を植樹しました。迎える小豆島国際友好協会の会長とミロス市の代表ら5人で苗木に土をかけて、その後、参加者全員で記念写真を撮りました。この公園には、これまでミロスから訪れた使節団が植えた記念樹やギリシャ大使、領事、そしてこの姉妹関係を結んだリリー・ベニゼロス氏の記念樹もあり、長い時を経た木々が、訪れる観光客に南欧の景観を与えています。
来訪の記念にオリーブの苗木を植樹

植樹した記念のオリーブ前に



園内にある記念館には両島の友好関係を知ることができるパネルが展示されていて、ベニゼロス氏のはがきに友好姉妹島を提案した文面を読み取ることができます。またこれまでの友好の歴史も時を追って説明されています。ミロスの人たちは写真撮影とともにこのパネルをていねいに見ていました。
ミロス島の小豆島の友好の歴史を改めて心にとめる一行



紅葉の景勝地「寒霞渓」では、国立公園制定で国内で最初に国立公園となった「瀬戸内海国立公園」の一角を占める渓谷美を、ここを運航する寒霞渓ロープーウエイに乗って空中から堪能しました。ミロス島は高い山や川のない島で、一行は見慣れているはずの海の景色も寒霞渓の景観越しに見る瀬戸内海には息を飲んでいたようです。折よくどう同社の社長が乗り合わせていて、歓迎の言葉をかけてもらって、この地の訪問がいっそう身近に感じられたようでした。山頂駅付近では渓谷を見下ろしながらかわらけ投げで幸運を祈ったり、かわらけの行方に興じたりして寒さを忘れて楽しんでいました。
渓谷美を楽しみながら、幸運を祈ってかわらけ投げ

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