2019年2月15日金曜日

ミロス島友好使節団、小豆島訪問2日目

香川県・小豆島と30年にわたり姉妹島として友好関係にあるギリシャ・ミロス島からの使節団。小豆島滞在2日目(2月8日)を追います。
ホームステイする13人の子供たちもこの日は夕食前まで、全員で行動を共にして、様々な体験をしました。あいにくこの日も温暖な気候が特徴の小豆島ですが、皆さんを歓迎するかのように、冬らしい天候??で、冷たい風と曇り空でした。
まず訪れたのは、干潮時に沖合の小島が砂州でつながる「エンジェルロード」。時代はインターネット。子供たちの中の何人かに、エンジェルロードにはいつ連れてってくれるのという質問を、高松到着のころから受けていたほど、知られているんだなぁ、と感心しました。陸と島がつながることから、手をつないで渡ると愛が結ばれるなどと、近年、多くの観光客が訪れます。(陸と島がつながっている間は海は隔てられているのですが・・・。以前、縁切れロードといって顰蹙をかいました)。
海を分けて島とつながる砂州、エンジェルロード

国の重要有形民俗文化財・肥土山の舞台では、毎年5月に肥土山地区の離宮八幡神社の例大祭が営まれ、祭りの奉納として、五穀豊穣を祈願して歌舞伎が奉納上演されます。香川県が無形文化財に指定する民俗芸能です。地元自治会や肥土山農村歌舞伎保存会が上演します。この日は保存会長自ら芝居の幕開けに舞う「三番叟」を披露して、歌舞伎の歴史などを説明しました。歌舞伎衣装に袖を通して写真を取り合う様子は、異文化ならずとも、貴重な体験をする、子供たちの世界共通の好奇心に見る側も触れ、その場が楽しいものになりました。
三番叟。異文化の舞を興味津々と見学。

歌舞伎衣装を着て上機嫌。約150年前のものと知りさらに興奮


小豆島の特産品のひとつ、そうめんを作る工程の一部が体験できる「そうめん館」では、そうめんを細く伸ばす最終工程での「箸わけ」を3人が体験しました。うまくできた人、バッサリと切ってしまいみんなの笑いを取って、瞬間、スターになった人、体験しないと味わえないひと時でした。
そうめんを細く伸ばす工程に挑戦

麺がくっつかないように箸で離す「箸分け」

うまくいかない人も中には。バッサリ。拍手は一番たくさんもらえました。


そうめんを試食しているとき、一人の訪問者・女性がありました。ミロス島か訪問団が来ていると聞きつけて追いかけて来たと。この女性は1995年、小豆島から初めてミロス島を訪れた「二十四の瞳友好使節団」として参加した12 人の一人だったのです。小さな息子さんを連れてミロスの人たちを前に24年前のミロス訪問やその後、ミロスで訪問した家庭の結婚式に参列したことなどを懐かしく話していました。両島の関係が30年にも及んで続いている確かな証を共有する一場面でした。
両島の交流が長く続いている証に出会った訪問団


小豆島に一つある小豆島中央高校では、子供たちは授業を体験し、そうめん体験から合流した大人たちとともに放課後のクラブ活動を見学しました。特に柔剣道や弓道といった日本の武道は見学や体験が貴重なものだったようで、興奮して写真やビデオ撮影に時間を割いていました。もちろんスマホを使ってですが、映像は遠くミロスの家族や友人にリアルタイムで発信されていました。
樽を和太鼓に見立てる同校独自のクラブ活動「樽太鼓」にも挑戦


剣道では面を一発、打たせてもらいました
 


一日の島めぐりを終えて帰り着いたホテルでは、ロビーにもちつきを用意して、両島の人が1臼(約3キロ)を2本の杵を使って、交互に力とタイミングを合わせてつきました。時間を共有するうち気心が知れ、お互いが信頼できる、そんな関係だからこそ、ペッタン、ペッタンと何のためらいも、滞りもなく杵を打ち下ろせるのだな、と思わせる一コマでした。

気持ちを合わせて、ペッタン、ペッタン

つきたてをきな粉餅に。柔らかくておいしい!!

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